LeK

Open Space/Scale

2名の女性スタイリストによるプライベートサロン。
テナントは10坪強しかなく、窓はあるが北面でRCの質感も相まって窮屈な印象なため、それを払拭することが必須であり、開放感を生み出すことが求められた。そこで、大きな梁とその下に箱型のブースを設置。
大梁の連続とスケール感によって、天井設備を隠しつつ空間の高さや奥行きを強調。箱型の空間によって、入り口すぐは幅を細く絞りアプローチを設け、箱型内部はスタイリングブースと対比的に小さなスケールのアイテムで構成。
箱の中→箱の間→その先のスタイリングブースと、段階的にスケールに落差を設けて、スタイリング空間の開放感を強調した。
照明も同様に段階的に落差を設けている。箱の内部は間接光、スタイリングブースは白色光で計画。梁型の仕上げに風化したような古材を利用して、自然光が差し込むような計画とした。